
ラスベガスでブラックジャック!
「カジノ」といえば・・・ どこを思い浮かべますか?
最近では、マカオや韓国などのアジア圏内のカジノ施設も有名になりつつありますが、長年の歴史を持つカジノリゾートであるアメリカのラスベガスは、今でも人気があります。
今回は、以前主人と2人で行ったラスベガスでのカジノ経験について紹介します。
ラスベガスのカジノは、ほとんど全てがホテルに併設されています。
あの5つ星の憧れホテルである、ベラージオやミラージュなど、超高級ホテルに”潜入”して、カジノを楽しむことができるのです。カジノエリアの雰囲気は、どのホテルのカジノ施設かにより雰囲気はガラっと変わりますので、それぞれのホテルに入ってみるだけでも楽しむことができますし、併設されたバーでお酒(私はお酒を飲めないのでジュース)を飲んで十分に雰囲気を楽しんむこともできます。
私はおそらくストリップにある全てのホテルに"潜入"し、カジノを見学して周りましたが、実際にカジノゲームをしたのは1つのカジノ施設のみとなります。約2週間ほど滞在していた「トロピカーナ ラスベガス ア ダブルツリー バイ ヒルトンホテル」にてブラックジャックとルーレットを体験してきました。
カジノの定番、ブラックジャック
カジノゲームの中でも、比較的初心者でも楽しめるのが、ブラックジャックです。
マシンを相手にするスロットなどは25セントから遊ぶことができ、日本のパチンコなどと似た感覚なので敷居は非常に低いですが、当たるかどうかは運任せ。それに対してブラックジャックは、ディーラーや一緒にプレイしている参加者との駆け引きもあり、「カジノ」という雰囲気を楽しむことができます。
主人と2人でラスベガスへ来ていたのですが、「折角だからアメリカン・ドリームを掴みたい!」とごねて、夜11時ごろに主人を部屋に残し一人で夜遊び・・・滞在しているホテルのカジノへ出かけて行きました。
カジノで大儲けしてやろう!という気持ちではなかったので、80ドル(当時日本円で1万円程度)を握りしめ、ブラックジャックのテーブルを30分ほど見て回りました。
テーブルによってミニマムBETが異なり、初心者の私は一番少額の5ドルから掛けられるテーブルに座りました。
とはいえ、いきなり座ってゲームを始めたりはしません。まずは既に座ってゲームをしている人たちの様子を眺めてゲームの流れを見極めます。(ちなみに、ブラックジャックは”有利になる”と言われている席もあります。初心者であればディーラーに向かって右から2番目の席がおすすめです。1番右の席や1番左の席は上級者向けです。どこに座るかをきちんと見極めるべし!)
そして、「いまだ!」と思ったタイミングで右から2番目に着席、ゲームに参加しました。(とはいえ、初カジノだったので直感のみが頼りです。)
ディーラーがカードを配り、テーブルをトントン(Bit)したりしながらブラックジャックをプレイします。
ビギナーズラックと呼ばれるものでしょうか、ものの30分ほどで、なんと80ドルが150ドルに化けました。
「うぉぉぉぉ!もう少しで2倍! え、私すごいじゃん!」
今、思い直せばここで辞めるべきでした。もし、主人も一緒に来ていたら、ここで止めていてくれたかもしれません。カジノは、「欲が出たら負ける」とも言われていますが、まさにその通りのことが起こったのです。
「うーん、150ドルか、これじゃあバッグは買えないな、アウトレットでお財布くらいなら買えるかな? 開始30分で2倍ってことは、150ドルからスタートしてもう30分すれば、300ドルになるかな?」
なんて思ったのがいけないのでしょう。そこからは勝ったり負けたりを繰り返しながら、少しずつ手元のチップがなくなっていきます。掛け金が5ドルというのもあり、"少しずつ"なくなるので、元本割れしていることに気がつきにくいのも敗因のひとつだったのだと思います。
「もう少しプレイしたら次は勝てる」という根拠のない自信で感覚が麻痺していき、そして手元には15ドル分のチップしかなくなりました。1プレイ5ドルなので、あと3回やったら終わり・・・さすがに賭けの感覚が麻痺していると気がつきました。
「もう無理だ!80ドル取り返せない!!!」
ここで、ブラックジャックをストップ、テーブルを立ちました。そして時計をみると、朝の3時近くになっています。
30分でパパっと勝っていた時にやめてホテルの部屋に戻っていれば、「勝ったよー、明日美味しいもの食べに行こう♪」なんて主人と会話も弾んだのかもしれません。
不幸中の幸いは、「80ドルだけ遊ぶ」と心に決めていたので、それ以上の現金を一切持ってこなかったことです。お財布を持って来てしまっていたら、「もう少し遊べば取り返せる!」なんて根拠のない自信でより多く負けていたかもしれません。
ルールも簡単!初心者から楽しめるカジノゲーム、ルーレット
そして、15ドルになってしまったので、もうヤケクソです。元々「カジノを体験してみる」という目的だったので、折角ならと思いルーレットへ。
カジノチップをお土産代わりに持って帰りたかったので、5ドルチップだけは手元に残し、10ドルチップを赤にかけてみました。そして、なんとここで勝ちます!
「あー 神様はまだ私を見捨てていなかった!!!」
こんな時だけ神様に感謝して、10ドルを20ドルにしました。
「もし、もう一回20ドルが2倍になったら」
「さっき赤だったから次は黒だよね」
なんてことも頭をよぎりましたが、さすがにブラックジャックで大敗してきたところなので、ここでストップしました。
20ドル分のチップを現金に交換し、負けているはずなのに最後のルーレットでの勝ちを誇らしげに朝帰りをしました。
この後、主人には「何やってんの。。。」と呆れられたのも、ラスベガスの良い思い出です。