
確実に儲かるギャンブルの方法、マーチンゲール大作戦
確実に儲かるギャンブルってあるの?ギャンブラーならそんな疑問を一度は抱いたことがあるはず。確実に儲かるならそれはもうギャンブルとは呼べないのですが、実はあります。とはいってもパチスロや宝くじ、オンラインカジノなどのようなギャンブルのカテゴリではなくて、賭ける際の作戦(手法)です。ベッティングシステムとも呼ばれますね。
その一つがマーチンゲール法です。
マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法を一言で表現すると、勝つまで前回の賭け金の倍を賭け続けることです。これはルーレットの赤黒に賭けた場合など、勝率が50%に近いギャンブルで有効なのですが、勝つときは小額で、負けるときは大金を失うので注意が必要です。
ちなみにヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットでは前者の方が勝率が高くなるので、ルーレットで遊ぶ場合は必ずヨーロピアンルーレットを選択しましょう。
ヨーロピアンルーレットにてマーチンゲール法を使用した場合をご説明いたします。まずは下の表をご覧ください。「賭け金総額」はそれまでに賭けた金額の合計です。
回数 | 賭け金 | 賭け金総額 | 配当 |
1 | 1000 | 1000 | 2000 |
2 | 2000 | 3000 | 4000 |
3 | 4000 | 7000 | 8000 |
4 | 8000 | 15000 | 16000 |
5 | 16000 | 31000 | 32000 |
6 | 32000 | 63000 | 64000 |
7 | 64000 | 127000 | 128000 |
8 | 128000 | 255000 | 256000 |
9 | 256000 | 511000 | 512000 |
この表はマーチンゲール法の勝つまで前回の賭け金の倍を賭け続ける、に従ってルーレットに賭けたものですが、勝つまでに賭けた「賭け金総額」に対して「配当」が必ず1000円上回っていますよね?
51,2000(配当)ー51,1000(賭け金総額)=1,000(純利益)
最初の賭け金が1000円なので、勝った場合の「配当」は「賭け金総額」よりも必ず1000円上回ります。最初の賭け金が10000円であればもちろん「配当」は「賭け金総額」を10000円上回ります。
これがマーチンゲール法です。
マーチンゲール法の注意点
すでにお気付きの方もいるかもしれませんが、マーチンゲール法が使えるのはルーレットの赤黒に賭ける場合の様な配当が2倍となるもので、尚且つ勝率が50%に近いものです。勝率が50%に近いというのはいわゆる二択のものですね。
もちろんヨーロピアンルーレットでは「0」が出る場合もあり、赤黒以外の結果になることがあります。しかし「0」が出る確率は2.7%となり、赤か黒が出る確率は48.6%です。ほぼ50%ですよね?こういうギャンブルにはマーチンゲール法は有効で、そうでないギャンブルにマーチンゲール法は使えません。
さらに、オンラインカジノやランドカジノをプレイしている方ならわかると思いますが、全てのルーレットにはマックスBET、賭け金の上限額が設定されています。
例えばパイザカジノのルーレットをみてましょう。
※各カジノやテーブルによってミニマムBETとマックスBETが設定されています。中には100万円単位で賭けられるテーブルもあります。
写真はパイザカジノでマイクロゲーミングが提供しているヨーロピアンルーレットなのですが、ミニマムBET(最小)が1000円に対してマックスBET(最大)は10万円に設定されています。
このマックスBETというのはカジノ側のマーチンゲール法対策なのです。
マーチンゲール法をこのテーブルで使った場合を考えてみましょう。
回数 | 賭け金 | 賭け金総額 | 配当 |
1 | 1000 | 1000 | 2000 |
2 | 2000 | 3000 | 4000 |
3 | 4000 | 7000 | 8000 |
4 | 8000 | 15000 | 16000 |
5 | 16000 | 31000 | 32000 |
6 | 32000 | 63000 | 64000 |
7 | 64000 | 127000 | 128000 |
8 |
そうです。このテーブルではマックスBETが10万円に設定されているので、連続で7回目までしかマーチンゲール法を使えないんです。
マックスBETが無いルーレットは、マーチンゲール法を使うことで「確実に儲かるギャンブル」となります。しかしほぼ全てのルーレットはマックスBETが設定されているので、マーチンゲール法が有効でない場合もあります。
マーチンゲール法を使うときは、ミニマムBETとマックスBETの差がどれだけ離れているか?に注意してください。
マーチンゲール法の上手な使い方
マーチンゲール法はマックスBETにより対策が取られていることがわかりました。それではマーチンゲール法は実際にオンラインカジノやランドカジノで使えないのか?という疑問が湧いてきます。
結論から言うとマーチンゲール法はいまでも使えます。オンラインカジノの中にはミニマムBETとマックスBETの差が大きいところもありますし、タイミングを計ることでいまでも有効です。
例えば、ルーレットで連続して4回赤が出たとしましょう。次は黒が出てもおかしくないですよね?こういうタイミングでマーチンゲール法を使って行くと、十分に勝てる確率を高くすることができます。4回連続で赤が出た後から黒に賭けた場合は、11回目まで賭け続けることができます。
回数 | 賭け金 | 賭け金総額 | 配当 |
5 | 1000 | 1000 | 2000 |
6 | 2000 | 3000 | 4000 |
7 | 4000 | 7000 | 8000 |
8 | 8000 | 15000 | 16000 |
9 | 16000 | 31000 | 32000 |
10 | 32000 | 63000 | 64000 |
11 | 64000 | 127000 | 128000 |
12 |
賭けるタイミングを計ることで、マックスBETによるマーチンゲール対策を少しだけ先延ばしすることができます。これにより、勝つ確率もググッと上がります。
マーチンゲール法で負ける場合
マーチンゲール法は前回の倍の金額を賭けることから、回数を重ねるごとに賭け金額と賭け金総額が大きくなるため、負けるときは大きく負けます。
回数 | 賭け金 | 賭け金総額 | 配当 |
1 | 1000 | 1000 | 2000 |
2 | 2000 | 3000 | 4000 |
3 | 4000 | 7000 | 8000 |
4 | 8000 | 15000 | 16000 |
5 | 16000 | 31000 | 32000 |
6 | 32000 | 63000 | 64000 |
7 | 64000 | 127000 | 128000 |
8 | 128000 | 255000 | 256000 |
9 | 256000 | 511000 | 512000 |
これは最初にお見せした表ですが、9回目には賭け金総額は50万円を超えてきます。これに対して配当は、どの時点で勝ってもプラス1000円です。最初の賭け金が100円だったとしても9回目には5万円を超えます。
このことからも、マーチンゲール法を使うタイミングを計ることがとても重要だということがわかりますね。
ルーレットで同じ色が連続して出る確率
たまにオンラインカジノの情報サイトなどでマーチンゲール法の解説をしているのを見かけます。中には間違った情報を書いていることもあり、特にルーレットにおいて同じ色が連続して出る確率について間違っていることがよくあります。
ヨーロピアンルーレットで同じ色が連続して出る確率は48.6%です。これは何回ホイールを回しても変わりません。
間違った情報というのは、ルーレットが連続した事象だとみなして確率計算をしている場合です。例えば赤が10回連続で出る確率は1/1024、1000回に1回あるか無いか、と書いていることがありますが、これは間違っています。
ルーレットは前回の出目が次回の出目に影響を及ぼさない独立した事象なので、何回ホイールを回しても次に同じ色が出る確率は48.6%です。ただしこれは理論上はこうですよというだけで、実際のカジノルーレットで同じ色が10回連続して出ることはなかなかありません。それでも私は長い間オンラインカジノでルーレットを回しているので、同じ色が連続で16回出るのをみたことがあります。
まとめ
ルーレットはギャンブルなので、マーチンゲール法を使って勝つ確率を高めるのも良いですが、36倍の配当を狙って一点賭けするのも悪くありません。もちろんマーチンゲール法はルーレットだけではなく、バカラなどの勝率が50%に近いものであればどの様なギャンブルにも応用できます。
あなたがギャンブルを楽しめることが一番大切なので、マーチンゲール法などに左右されず、自分なりの楽しみ方を探してみてください!